熱田神宮の清水社(お清水さま)|楊貴妃伝説のお水かけと神鶏様

「熱田神宮・清水社で楊貴妃伝説のお水かけ体験♪神鶏様にも会えた親子参拝レポ」のアイキャッチイラスト 神社・パワースポット編

神社巡りが好きで、旅先ではその土地のお宮に手を合わせるのが、私の楽しみのひとつです。今回は、娘と一緒に訪れた熱田神宮(あつたじんぐう)の参拝記を、見どころとあわせてまとめます。

じつは熱田神宮、広い境内に見どころがたくさんあって、ただお参りして帰るだけではもったいない場所なんです。正直に告白すると、私も最初に訪れたときは、有名な本宮にお参りして満足していました。でも、あるとき本宮の裏手へ歩いていく人たちが気になってついて行ったら、そこに、思わず息を呑むような静かなパワースポットがあったんです。

それが、この記事の目玉「清水社(しみずしゃ)」。楊貴妃(ようきひ)伝説が伝わる、お水かけのお宮でした。清水社のこと、境内で会える「神鶏様」のこと、そして締めの宮きしめんまで。私と同じように神社巡りが好きな方は、ぜひ一緒に境内をめぐる気持ちで読んでみてください。

熱田神宮とは|三種の神器「草薙の剣」をお祀りするお宮

熱田神宮は、名古屋市にある由緒あるお宮です。三種の神器のひとつ「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」を御神体としてお祀りしていて、全国から多くの参拝者が訪れます。

草薙の剣は、天皇陛下や熱田神宮の宮司さんでも直接見ることはできない、とされる特別な神剣だそうです。そんな尊いものをお祀りしているお宮だと思うと、鳥居をくぐる前から自然と背筋が伸びます。

そして境内に入ると、都会のど真ん中とは思えないほど、豊かな緑が広がっているんです。一歩足を踏み入れると空気がガラリと変わる——このギャップが、私はたまらなく好きです。まずは本宮でごあいさつ。娘と並んで、二礼二拍手一礼で手を合わせました。

清水社(お清水さま)|楊貴妃伝説の「お水かけ」体験

本宮の裏手にひっそり。「引き寄せられるように」たどり着いた場所

本宮の参拝を終えて、裏手のほうへ歩いていく人たちが気になって、吸い込まれるようについて行った先。そこにあったのが清水社でした。都会の神社の中に、こんなに清々しい緑と静けさの場所があったんだ——と、思わず息を呑みました。

清水社は、社殿の奥から水が湧いていることから、地元で「お清水さま(おしみずさま)」と親しまれているお宮です。ご祭神は、水をつかさどる神様・罔象女神(みずはのめのかみ)。その水で眼を洗えば眼がよくなり、肌を洗えば肌がきれいになるという信仰があるそうです。

楊貴妃伝説と、石に3回お水をかける願かけ

この清水社には、あの世界三大美女・楊貴妃にまつわる伝説が伝わっています。

言い伝えによると――昔、唐の皇帝が日本に攻め込もうとしたとき、日本の神様が相談して、熱田の大神が楊貴妃に生まれ変わり、皇帝の心をとらえて侵攻を思いとどまらせた……という、なんともスケールの大きなお話。湧き水の中にある苔むした石は、その楊貴妃の石塔の一部という説があるのだそうです。

そして、この石に願かけの作法があります。

  • 石に3回お水をかけながらお祈りすると、願いが叶うといわれています
  • この水で肌を洗うと、楊貴妃のように美しくなれるとも

「願いが叶う・お肌がきれいになる」なんて、女性としては行かない理由がありません(笑)。娘と一緒に、心を込めて3回。冷たいお水が手に触れるたびに、なんだかご神気を感じるような気がして。「清々しい」という言葉がぴったりの、特別な時間でした。

清水社は、本宮の東、織田信長が寄進したと伝わる「信長塀(のぶながべい)」の奥にあります。知らないと通り過ぎてしまいそうな場所なので、熱田神宮を訪れたら、ぜひ足を延ばしてほしいお宮です。

神鶏様(しんけいさま)に会えた!これは幸運のサイン

境内を歩いていたら、ふと目に入った白いふわふわのかたまり。「あ――!!」。烏骨鶏(うこっけい)ちゃんです。しかも2羽。1羽は真っ白でした。

熱田神宮の境内に放し飼いにされている鶏は「神鶏様(しんけいさま)」と呼ばれ、神様のお使いとされています。天照大神が天岩戸に隠れたとき、鶏が鳴いて夜明けを告げたという神話にちなむものだとか。いつでも会えるわけではないそうなので、2羽も見られるなんてラッキーでした。

熱田神宮の境内で放し飼いにされている白い神鶏様と、見つめる娘の後ろ姿
境内でばったり出会えた、真っ白な神鶏様。娘と二人で、しばらく釘づけになりました

思わず娘と顔を見合わせて、「すごいね! いいことあるかも!」と笑顔に。寒い中でも参拝に来てよかった、と心から思えた瞬間でした。

絵馬にお願いごとを書いて、お守りも

清水社でお水かけをしたあとは、絵馬コーナーへ。娘と一緒に、願いごとを書きました。受験のこと、家族の健康のこと、これからのこと——書きながら、気持ちが少しずつ整っていく感じがします。

お守りも、娘と一つずつ選びました。神様のお力をそっとお借りしながら、一歩ずつ前に進んでいこう。そんな気持ちになれる時間でした。

締めは名物「宮きしめん」で、芯から温まる

広い境内をたっぷり歩いたら、体はすっかり冷え切っていました(笑)。そこで向かったのが、熱田神宮の名物「宮きしめん」。境内にもお店がありますが、寒い日は屋根のある落ち着いた場所でいただくのもおすすめです。

温かいお出汁の香りが漂ってきた瞬間、もう幸せ。私も娘も、この宮きしめんのお出汁が大好きなんです。つるっとした平打ちのきしめんに、じんわり染み渡るお出汁。参拝のあとのきしめんは、格別のおいしさでした。名古屋めしのなかでも、私にとっては特別な一杯です。

熱田神宮へのアクセス・参拝メモ

「行ってみたいな」と思った方のために、アクセスをまとめておきますね。

  • 名鉄「神宮前」駅から徒歩約3分(東門がいちばん近い入口です)
  • 地下鉄名城線「伝馬町」駅から徒歩約5分
  • JR「熱田」駅から徒歩約10分
  • 境内の参拝は自由。無料の駐車場もありますが、初詣やお祭りの期間は使えないことがあります

電車なら、名鉄の神宮前駅が便利です。駅から本当にすぐなので、寒い日の参拝でも安心でした。参拝時間や駐車場の最新情報は、お出かけ前に熱田神宮の公式サイトで確認してみてくださいね。

まとめ|熱田神宮は「本宮の裏」まで歩いてほしい

  • 熱田神宮は三種の神器「草薙の剣」をお祀りする、緑豊かなお宮
  • 目玉は本宮の裏手の清水社。楊貴妃伝説の石に3回お水をかける願かけができる
  • 境内では神様のお使い「神鶏様(烏骨鶏)」に会えることも
  • 締めは名物の宮きしめんで、芯から温まって

清水社のお水かけ、神鶏様との出会い、絵馬とお守り、そして宮きしめん。寒さも吹き飛ぶくらい、気持ちが満ちた一日でした。熱田神宮は、都会にいながら深い緑と静けさに包まれる、本当に特別な場所です。名古屋にお越しの際は、ぜひ本宮の裏の清水社まで、足を延ばしてみてくださいね。

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