離婚後にまずやった、お金のこと5つ【シングルママの実体験】

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離婚が決まったとき、正直、いちばん怖かったのはお金のことでした。

保険も、税金も、老後のことも——これからは全部、自分で決めていかなきゃいけない。なのに、やり方を教えてくれる人は、どこにもいなかったんです。

そのとき私を救ってくれたのが、同じ境遇の先輩シングルマザーたちのブログでした。夜な夜なスマホで読み続けて、「あ、こんな制度があったんだ」「こうすればいいのか」と、少しずつ霧が晴れていく感覚があったのを覚えています。

だから今度は、私が届ける番。あの頃の私と同じように「何から手をつければいいの?」と検索してここにたどり着いた方へ、離婚後に私が実際にやったお金のこと5つを、当時の気持ちと一緒にお話しします。


まず全体像|私がやった5つのこと

  1. ひとり親控除を申請した
  2. 役所の窓口で、使える支援制度を全部聞いた
  3. iDeCoを始めた(よくわからないまま)
  4. ネット銀行の口座を作った
  5. つみたてNISAを始めた

先に正直に言ってしまうと、どれを先にやったのか、順番まではっきり覚えていません。当時は毎日が精一杯で、記録を残す余裕なんてなかったから。

でも、ひとつだけたしかなのは、どれも「小さな一歩」から始まったということ。完璧に理解してから動いたものは、ひとつもありません。それでも大丈夫だったよ、という気持ちで読んでいただけたらうれしいです。


① ひとり親控除|書類に記入するだけで、所得から35万円

シングルマザーになって最初に知ったのが、「ひとり親控除」です。

国税庁の案内によると、一定の条件(生計を一にする子どもがいること・本人の合計所得が500万円以下であることなど)を満たすと、所得から35万円が控除される制度だそうです。会社勤めなら年末調整の書類に記入するだけ、それ以外なら確定申告で申請できます。

「控除って何?」と思いますよね。私も最初はそうでした。ざっくり言うと、税金を計算するもとになる所得を小さくしてくれる仕組みで、そのぶん税負担が軽くなります。手続きらしい手続きは、書類のひとり親の欄に印をつけるくらい。それだけで良いなんて、知らなければ本当にもったいないところでした。

ひとり親控除のしくみの図解。年収300万円・350万円・400万円のどの年収でも、税金計算のもとになる所得から35万円(所得税)を引ける。住民税の控除額は30万円
どの年収でも、引ける額は同じ。「所得を小さくして、税金を軽くする」のがひとり親控除です

当時はこの控除に本当に助けられました。今は状況が変わりましたが、あの頃の自分には大きな支えでした。「利用できる制度は、ありがたく活用させていただこう」——それが、私とお金の向き合い方のスタートでした。

※条件の細かい部分は変わることがあるので、最新は国税庁のサイトや勤務先の年末調整の案内でご確認くださいね。


② 役所の窓口で「使える制度」を全部聞いた|聞くだけでいい

実は、役所を頼ったのはこれが初めてではありませんでした。

離婚するかしないか、ひとりで悩んでいた頃。誰にも相談できず、どういう道に進めばいいのかもわからず、泣きながら役所に電話をかけたことがあります。「弁護士さんに相談できる仕組みがあるみたいなので、その流れを教えてほしい」と。結果的に、役所の弁護士相談は日程が合わず利用できなかったのですが、「話を聞いてくれる場所がある」とわかっただけで、少し息ができるようになったのを覚えています。

だから離婚後も、迷わず窓口に行けました。聞き方は、たったこれだけです。

「ひとり親家庭向けの支援制度は、どんなものが利用できますか?」

こども課の方は、「こんな制度もありますよ」「これはここに電話して聞いてみるといいですよ」と、一つひとつ教えてくれました。今思えばごく普通の説明だったのかもしれません。でも、当時の私にはとても温かく感じられました。本音で頼れば、手を差し伸べてくれる人がいる。そう実感できた経験です。

そこで教えてもらえた支援の中で、わが家が実際に助けられたものを3つ紹介します。

子どもの医療費|自己負担がほとんどかからなかった

住んでいた地域では、子どもの医療費の自己負担がほとんどかかりませんでした。風邪で病院に行っても、薬を受け取っても、お財布への負担がほぼゼロ。「熱っぽいけど、病院代が……」とためらわずに連れて行けることが、どれだけ心強かったか。

私自身の医療費|ひとり親家庭への助成があった

ひとり親家庭への支援として、親である私自身の医療費にも助成がありました。お支払いがないたびに「ありがたいな」という気持ちとともに、「いつかしっかり稼げるようになったら、税金という形でお返しできるように頑張ろう」と、気持ちを切り替えていました。

施設の利用支援|入場料の高い場所にも連れて行けた

ひとり親家庭向けに、動物園や博物館などの施設を無料や割引で利用できる制度もありました。入場料が高くて普段はなかなか行けない施設に娘を連れて行けたときの、あの笑顔。制度を調べておいて本当によかったと、心から思った瞬間でした。

💡 窓口で相談するポイント
支援制度は自治体によって内容が大きくちがうそうです。「どのような支援制度を利用できますか?」と窓口で話しかけるだけで大丈夫。一人で抱え込まなくていいんです。

手当や支援制度の全体像は、こちらの記事にまとめています。

シングルマザーを支える手当・支援まとめ|私も助けられた5つの制度を解説


③ iDeCo|先輩シングルマザーのブログで知って、わからないまま始めた

iDeCo(個人型の年金制度)のことは、情報を集めたくて検索していたときにたどり着いた、先輩シングルマザーの方のブログで初めて知りました。

「節税になる」「将来のために積み立てられる」——理解できたのはその2点だけ。正直、よくわからないまま始めました。

今思うと、わからないままでも動いた自分を褒めてあげたいです。そしてこの頃から「私、お金のことを知らなすぎる」という焦りが強くなって、それがFP(ファイナンシャルプランナー)の資格勉強を始めるきっかけになりました。

お金の知識は、待っていても誰も教えてくれない。自分で動いて、自分で学ぶしかない——そう気づいた出来事でした。

シングルマザーになってお金の怖さを知った私が、FP3級を取って気づいた「6つのこと」


④ ネット銀行の口座を作った|お金の「置き場所」を見直した

お金の「置き場所」も見直しました。私が選んだのは楽天銀行です。

当時調べた中で、普通預金でも金利が優遇される仕組みがあると知って、「同じ預けるなら、少しでも条件のいいところへ」という発想で口座を開きました。次に始めるつみたてNISAにも必要な口座だったので、一石二鳥でもありました。

※金利や優遇の条件は時期によって変わるので、最新は各銀行の公式サイトでご確認くださいね。


⑤ つみたてNISA|「まず動いてみよう」で始めて、今も続いている

「少額から始められる」「利益に税金がかからない」——この2点を見て、毎月少しずつでも続けようと決めました。

投資なんて、当時の私には縁のない世界だと思っていました。でも「まず動いてみよう」という気持ちだけで始めたつみたてNISAが、今も続いています。もちろん投資なので、値動きで増えたり減ったりはあるもの。「なくなったら困るお金では、やらない」——それだけは自分の中で決めていました。

ちなみに、私が始めた頃は「つみたてNISA」という名前でしたが、2024年からは新しいNISA(つみたて投資枠)に制度が変わったそうです。仕組みや対象商品はご自身でよく確認してから、金融機関や公式の情報で判断してくださいね。


まとめ|完璧にわかってからじゃなくていい

当時の私は、お金のことを考えるたびに不安でいっぱいでした。でも、知らなくて当然。誰も教えてくれなかっただけなんです。

ひとつずつ調べて、できることから動いていったら、少しずつ「自分でやれる」という感覚が育ってきました。もし「何から始めたら……」と止まってしまっているなら、私のおすすめの最初の一歩はこれです。

役所の窓口で「ひとり親向けの支援制度、どんなものが利用できますか?」と聞いてみる。

お金もかからず、その日からできて、聞くだけで自分の状況に合った情報が手に入ります。あのとき勇気を出して電話した私に、今でも感謝しています。

離婚後の手続き全体の流れは、こちらのまとめから確認できます。

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⚠️ ご注意 掲載している制度・金額等は執筆時点の情報です。内容は変更になる場合がありますので、最新情報は各自治体・国税庁・金融機関にてご確認ください。

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