「シングルマザー 転職 うまくいかない」。子どもが寝たあと、暗い部屋でこう検索したことが、ありませんか。書類で落ちる。面接でうまく話せない。年齢のことも、子どものことも、何もかもが不安で、画面の前で泣きそうになる。少し前の私が、まさにそうでした。40代に入ってからの転職で、私は65社以上に落ちています。
でも今は、希望していた事務の仕事に就いて、毎日を過ごせています。あの頃の私に、そして今うまくいかずに泣いているあなたに伝えたいことを、きれいごと抜きで、正直に書きます。
まず知ってほしい。「落ちて当たり前」だという現実
私は65社以上に応募して、面接まで進めたのは、たった6社でした。応募しても、面接にたどり着けるのは、十数社に一度くらい。残りは、書類の段階で「お見送り」です。
この数字を見て、どう感じますか。私は当時、落ちるたびに「私がダメだからだ」と自分を責めていました。でも今ならわかります。そもそも面接に進むこと自体が、それくらい狭き門なんです。落ちているのは、あなたの価値が低いからじゃない。確率の問題でもあるんです。だから、不採用通知の数で、自分を採点しないでください。
面接のあと、毎回泣いていました
正直に告白します。私は面接が終わるたびに、「ああ、思っていたことが全然言えなかった」と、毎回泣いていました。家に帰る道で、「もっとこう答えればよかった」「あそこでこう言えばよかった」と、後悔ばかりが押し寄せてくる。これが、毎回です。
「場数を踏めば慣れる」と、ネットには書いてありました。でも、考えてみてください。十数社に一度しか面接に進めないのだから、そもそも場数を踏めるほど、面接の回数がない。だから、いつまでたっても慣れず、毎回ガチガチに緊張する。これが、転職活動のリアルでした。
そんな私が、一つだけ意識して準備したことがあります。それは、最初の自己紹介の「出だし」だけは、笑顔でスムーズに言えるようにしておくこと。第一印象は、最初の数秒で決まってしまいます。全部を完璧に話そうとするより、まず出だしを笑顔で。そこだけは、何度も口に出して練習しました。
【実録】Zoom面接の、誰も教えてくれないリアル
転職活動では、Zoomでのオンライン面接も2回ありました。これが、対面とはまた違う緊張があるんです。まず、カメラと相手の顔、どこに目線を合わせればいいのか分からない。声も、ほんの少しズレて聞こえる感じがして、間の取り方が手探りでした。
そして、私が正直にお話しすると——「Zoomなら、カンペを見ても大丈夫なんじゃない?」と思って、カメラの近くにメモを貼ったんです。視線をずらして、壁を見るふりをしながら読もうとして(笑)。でも、あとで知ったのですが、カンペを読む目線って、意外と相手にバレるそうなんです。しかも結局、メモに書いた内容は聞かれず、まったく意味がありませんでした(笑)。
この失敗から学んだのは、小細工をするより、自然体でいるのがいちばんだということ。取り繕おうとするほど、緊張は伝わってしまう。Zoom面接を控えている方は、カンペに頼らず、出だしの笑顔だけ用意して、あとは素の自分で挑むことをおすすめします。
一人で抱えるのをやめて、エージェントを頼った
うまくいかなかった頃の私は、求人サイトを一人で眺めて、ひたすら応募していました。誰にも相談せず、たくさん出して、たくさん落ちて、ひとりで落ち込む。今思えば、いちばん消耗するやり方でした。
そこで、転職エージェント(無料で相談に乗ってくれるサービス)に登録しました。実は私、新卒のときに落ちた“誰もが知る大きな会社”に、もう一度だけ挑戦してみたかったんです。リベンジの気持ちで。それを後押しして、応募を支えてくれたのが、担当の方でした。結果、その会社の書類選考を、通過することができたんです。担当さんは「ここを通るだけでも、すごいことですよ」と言ってくれました。
最終的には不採用でした。でも、何十社も書類で落ち続けていたあの頃の私にとって、「書類が通った」というその一つが、どれだけ大きな支えになったか。一人では絶対に踏み出せなかった挑戦でした。私が実際に使ったサービスの正直な感想は、こちらの記事にまとめています。
「落ちて良かった」と、今は思える面接があります
たくさん受けた中で、忘れられない面接があります。面接官の方が、私と同じように離婚を経験した女性でした。その方は、私の履歴書をじっと見て、わざわざこう教えてくれたんです。「お子さんがまだ小さいでしょう。うちの会社は、忙しい時期になると、けっこう帰りが遅くなるの。それでも、大丈夫そう?」と。
責めるのでも、落とすためでもなく、自分のことのように、本当に親身に。その面接は、結果として不採用でした。でも私は今、「あの会社に落ちて、良かった」と心から思っています。なぜなら、あそこに受かっていたら、今の私の暮らしはなかったから。不採用は、ときに、あなたを守ってくれていることもある。その会社とご縁がなかっただけ。あなたに合う場所は、きっと別にあります。
抜け出せた理由は、「自然体でいられたこと」でした
では、今の仕事は、なぜ決まったのか。自分でも不思議なのですが、あの面接のときは、とても自然体でいられたんです。Zoomの画面には、本社の人事の男性と女性が参加していました。うまく言葉にできないのですが、ピリピリした空気ではなく、どこか懐かしいような、ほっとする雰囲気だった。
「うまく話さなきゃ」と気負っていた頃とは、何かが違いました。たくさん落ちて、たくさん緊張して、たくさん泣いて——そうやって肩の力が抜けきったとき、やっと“素の自分”を見てもらえたのだと思います。取り繕った自分ではなく、自然体の自分。それが伝わったとき、ご縁はやってきました。
うまくいかないあなたへ。試してほしい5つのこと
- 落ちる数で、自分を採点しない(面接に進めるのは十数社に一度。落ちて当たり前です)
- 出だしの自己紹介だけ、笑顔で言えるように(第一印象は最初の数秒。全部を完璧にしなくていい)
- 小細工より、自然体(Zoomのカンペは目線でバレるし、たいてい使いません)
- 一人で抱えず、エージェントを頼る(無料。背中を押してもらえる)
- 「この人と働きたい」と思われる、自分らしさを見せる(取り繕わないことが、いちばん伝わる)
転職活動の進め方そのものに迷っている方は、ブランクからの再就職の記事や、あきらめなかった話も、よかったら読んでみてください。
最後に。毎回泣いていた私から、あなたへ
面接のあと、毎回「全部言えなかった」と泣いていた私が、いちばん伝えたいこと。それは——うまく話せなくても、大丈夫。落ち続けても、あなたの価値は、1ミリも下がりません。
自分だったら、こんな人と一緒に働きたいな。そう思ってもらえる「あなたらしさ」を、取り繕わずに見せられたとき、ご縁はやってきます。私がそうでした。だから、どうか自分を責めないで。あなたに合う場所は、必ずあります。その日まで、私も一緒に、ここから応援しています。


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