シングルマザーは正社員とパートどっち?両立のリアルと私の選び方【実体験】

仕事・転職

「シングルマザー 正社員 パート どっち」。一度はこう検索したこと、ありませんか。収入は少しでも多いほうがいい。でも、子どものそばにいる時間も大切にしたい。正社員はきついって聞くし、パートだと生活が足りるか不安——。私も、この問いの前で長く考えました。先に言っておくと、この問いに「全員の正解」はありません。だからこの記事では、私がどう考えて働き方を選んできたか、正直な実体験を書きます。

私には、パートという選択肢が最初からありませんでした

正直に言うと、私の中に「パート」という選択肢は、最初からなかったんです。離婚に向けて動き出したとき、「どうにかして、自分の力で生活の基盤を作るんだ」という気持ちが強かったから。

実は私、働くことには昔から慣れていました。中学を卒業して高校生になる前の春休み、自転車で自宅の周りをまわって、アルバイト募集の貼り紙を探しに行ったのが始まり(笑)。高校3年間は、バイトを掛け持ちした時期もあって、本当にいろんな仕事を経験しました。だから「働いて、自分の力で生活を立てる」ことが、私には自然だったのかもしれません。そんな私が選んだのは、まず派遣社員として復帰して、そこから正社員になる道でした。

正直な話。正社員になって、最初は給料が下がりました

ここは、あまり表では語られないリアルです。実は私、派遣社員だった頃のほうが、お給料は高かったんです。正社員になって、最初はむしろ下がりました。「正社員のほうが安定するけれど、目先の収入は派遣のほうが上」——これは、本当にあることなんです。

それに、派遣で働いていた頃は、「派遣だからね」という空気を感じる場面も、正直ありました。任される仕事や扱いに、どこか線を引かれているような感覚です。

でも、正社員になってから——何となく、やっと少し認めてもらえた、という感覚がありました。これは気のせいではないと思っています。ボーナスが出るようになり、有給も取れるようになり、何より、経験が自分の中に積み重なっていく。目先の収入だけでは測れない安心が、確かにありました。私にとっては、正社員を選んでよかったと、今は思っています。

忘れられない、保育園の朝のこと

「正社員だと、子どもの急な熱で早退ばかりで大変でしょう」と、よく言われます。でも正直、私はそれで肩身が狭いと感じたことは、ありませんでした。娘がとても元気で、保育園から発熱で呼び出されたことも、一度もなかったんです。本当にありがたいことでした。

ただ——忘れられない朝が、ひとつあります。娘が保育園に通い始めて、2ヶ月くらい経った頃でしょうか。ある朝、娘が初めて「行きたくない」と、大泣きしたんです。

当時の私は、娘を歩いて保育園に送ってから、一度家に戻って、車で職場へ向かう毎日でした。でもその日は、娘がどうしても行こうとしなくて、時間はどんどんギリギリに。なんとかチャイルドシートに乗せて保育園に着いたのに、今度は車から降りようとしない。「仕事に遅刻しちゃう。でも、こんなに泣いている娘がかわいそう」——その間で、心が引き裂かれそうでした。気づいたら、私も涙が出ていました。最後は保育園の先生が来てくれて、なんとか送り出すことができました。

8年近く前の記憶ですが、娘は今でもあの日のことを覚えているそうです。「どうして、あんなに泣いたの?」と聞いたら、「ママと離れたくなかったから」と。……これを書きながら、また泣けてきます。翌日はとても心配でしたが、娘は何事もなかったように通ってくれて、心からホッとしました。あの日は結局遅刻しましたが、職場の方々も事情を分かってくれて、大丈夫でした。働く母の葛藤って、「早退の申し訳なさ」のようなことよりも、こういう小さな朝の胸の痛みなのかもしれません。

それでも、「どちらも正解」です

私は正社員を選びましたが、これが唯一の正解だとは思っていません。働き方は、本当に人それぞれ。パートから始めて、いろんな仕事を経験しながら、自分に合う・合わないを見つけていく——それも、とても素敵な道です。

大切なのは、世間の「正解」に合わせることでも、誰かと比べることでもなく、あなた自身が納得して選ぶこと。自分で選んだ働き方なら、どちらの道だって、あなたの正解になります。

私自身、若い頃にいろんなアルバイトを経験したからこそ、「自分はどんな働き方なら続けられるのか」が、少しずつ見えてきたように思います。だから、もし今のあなたが迷っているなら、パートから始めて、いろんな仕事を経験してみるのも、決して遠回りではありません。その一つひとつの経験が、「自分に合った働き方」を見つけるための、大切なヒントになります。それに働き方は、一度決めたら終わりではなく、子どもの成長やあなたの状況に合わせて、変えていけるものです。だからどうか焦らず、あなたが納得できる形を、あなたのペースで探していってくださいね。

決める前に、考えておきたい5つの視点

  • 毎月、いくらあれば暮らしていけるか(必要な金額を、まず具体的に把握する)
  • 子どもの年齢と、手のかかり具合(小さいうちは時間、大きくなったら収入、と変えてもいい)
  • 職場が、急な休みに理解があるか(働き方より、ここが両立を左右することも多い)
  • 手当や支援とのバランス(収入によって受けられる支援が変わることがあります)
  • 5年後、10年後の見通し(経験が積み上がる働き方か、という長い視点)

働き方を考えるとき、ひとり親が受けられる手当や支援との関係も忘れずに。制度は自治体や年度で異なるので、お住まいの役所のひとり親窓口で最新の情報を確認してくださいね。私が実際に支えられた制度は手当・支援のまとめに書いています。

一人で抱え込まないでください。私も、転職エージェントや役所の窓口に相談しながら、少しずつ自分の答えを固めていきました。転職活動でうまくいかずに悩んでいた頃の話はこの記事に、長く働いてこられた理由はこの記事に書いています。働き方に正解はありません。でも、あなたとお子さんにとっての「納得できる選び方」は、必ず見つかります。あなたのペースで、選んでいってくださいね。心から、応援しています!

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