夜、子どもが寝静まったあと。スマホで「離婚 迷う」「離婚 つらい」と検索しては、ため息をつく。答えが出なくて、また眠れない夜が過ぎていく——もし今、あなたがそんな夜を過ごしているなら。少し前の私も、まったく同じでした。だからこれは“正解”を教える記事ではありません。同じ夜を越えてきた一人として、私の気持ちを、正直にお話しします。
まさか、自分が離婚するなんて
正直に言うと、私は「自分が離婚する」なんて、考えたこともありませんでした。信じていたものが、音もなく足元から崩れていく——そんな感覚でした。それまで「あれ?」と、心のどこかに小さく引っかかっていたこと。普段は見ないようにしていたその点と点が、ある日、線になってつながってしまったんです。
「まさか」と「やっぱり」が、心の中で何度も行ったり来たりしました。信じたい気持ちと、もう気づいてしまった事実。その二つの間で、心がちぎれそうでした。だから、すぐに答えが出せなくても当然なんです。私も、長い時間をかけて、少しずつ自分の気持ちと向き合っていきました。焦って結論を出そうとしなくて、いいんです。
何をしているわけでもないのに、自然と涙がこぼれてくる。夜も、眠れませんでした。今でも忘れられないのは、まだ小さかった娘に、こう言われたことです。「ママ、泣かないで」。あの一言は、今も私の胸に残っています。
先の見えない、真っ暗なトンネル
あの頃の私は、先がまったく見えませんでした。真っ暗なトンネルが、どこまでも続いているような気持ち。「人生のどん底って、こういうことなんだ」と、本気で思いました。
これからのお金のこと。子どもを一人で育てていけるのか。そして、周りの目も、正直つらかった。私は周りから「幸せそう」に見えていたみたいで、勇気を出して打ち明けたときには「嘘でしょう?」と、本当に驚かれました。それでも、私が真剣に話すうちに、気持ちを分かってくれる人もいたんです。誰にも言えないと一人で抱え込んでいたけれど、話してみれば、理解してくれる人はきっといる。今、笑顔の下で一人で悩んでいるあなたにも、それを伝えたいです。
「やり直す」道も、考えました
最初から離婚を決めていたわけではありません。私も、もう一度やり直す道——再構築を、真剣に考えた時期がありました。子どものためにも、できることなら家族のままでいたい。そう願う気持ちは、確かにありました。
でも、一度こわれてしまった信頼を、元のように取り戻すのは、私にはそう簡単ではありませんでした。何度も考えて、調べて、自分の心に問いかけて。そうしてようやく、「このまま一生、心に蓋をして続けるのは、私には無理だ」と、心の底から思えたとき——迷いは、すっと消えていきました。決めたのは、誰かではなく、自分自身でした。
でも、決めたあとも、道のりは決して平坦ではありませんでした。離婚調停は、なかなか前に進まない。その先の見えないストレスと、止まっていた仕事を一から立て直していく日々が重なって——気づけば体重は5キロも落ち、全身に蕁麻疹が出たこともありました。体は、私が思っている以上に正直で、「もう限界だよ」と悲鳴をあげていたのかもしれません。心も体も、ぼろぼろでした。それでも、一歩ずつ進むしかなかった。
真っ暗な中で、ずっと支えてくれたもの
そんな私を、いつも支えてくれたのは、娘でした。当時の私は仕事をしておらず、娘が3歳4か月になるまで、毎日ずっと一緒にいられました。今になって振り返ると、あの時間は、本当に幸せだったなと、つくづく思います。
あんなに小さかった娘が、文句ひとつ言わず、私についてきてくれた。「ついてきてくれて、ありがとう」。今、心からそう思っています。あの真っ暗なトンネルの中で、私の手を握っていてくれたのは、娘だったんです。今うつむいているあなたにも、きっと、そっと支えてくれる存在がいるはずです。
あんなに小さかった娘が、今はもう、私の背を追い越しそうなくらい大きくなりました。最近ふとした時に、つくづく思うんです。あの一番つらかった時期に、何も分からないなりに、私のそばにいてくれた。あの小さな手のぬくもりが、どれだけ私を生かしてくれたか。当時は私が守っているつもりでしたが、本当は、私のほうが娘に守られていたのかもしれません。あの子は今、元気で、素直で、優しい子に育ってくれました。
迷っているあなたへ。いちばん伝えたいこと
今まさに、離婚するかどうか迷って、眠れない夜を過ごしているあなたへ。私がいちばん伝えたいのは、これです。
迷っているなら、答えが出るまで、とことん迷っていいんです。焦って結論を出さなくていい。考えて、調べて、信頼できる人の意見も聞いて。そうやって、考え抜いてください。人の声に耳を傾けることは、とても大切です。
そのうえで——最後に決めるのは、必ず自分自身。ここだけは、人任せにしないでください。自分で考え抜いて出した答えなら、それがどんな道でも、後悔ではなく「自分で選んだ」という強さになります。前を向いて、歩いていけます。私がそうでした。
なぜ、そこまで「自分で決める」ことにこだわるのか。それは、人に決めてもらった道だと、うまくいかなかったとき、つい「あの人がああ言ったから」と、誰かのせいにしたくなってしまうからです。でも、自分で選んだ道なら、たとえ大変なことがあっても、「自分で決めたんだから」と踏ん張れる。その小さな覚悟が、これからを生きていく、いちばんの力になります。
そして、これだけは伝えさせてください。離婚だけが正解では、ありません。一度こわれかけた関係をもう一度築き直して、笑顔を取り戻したご家庭も、世の中にはたくさんあります。再構築も、離婚も、どちらも尊い選択です。大切なのは、世間の「正解」に合わせることでも、誰かと比べることでもなく、あなた自身が考え抜いて選ぶこと。自分で選んだ道なら、どちらの道だって、きっと正解になります。
- 答えが出るまで、迷っていい。焦らないで、納得いくまで考える
- 一人で抱え込まない。弁護士や、お住まいの相談窓口に話すだけでも、心は軽くなる
- あなたとお子さんの、心と体の安全を最優先に
- でも、最後に決めるのは自分。人任せにしない
もし、考え抜いた末に「前に進む」と決めたなら、次の一歩の助けになる記事も用意しています。離婚の手続きの流れや、公正証書のこと、お金の不安には手当・支援のまとめが、きっと役に立ちます。
正直に言うと、離婚が成立するまでは、「前を向けるかも」なんて、とても思えませんでした。ただ、「前を向くしかない」——その一心で、毎日を必死に過ごしていました。でも、今は違います。自分の人生を、少しずつ自分の手でアップデートしていく。自由には責任がついてくるけれど、その責任を引き受けながら、昨日よりちょっといい毎日にしていきたい。そして、同じように悩んでいる誰かの力に、少しでもなれたら——そんな思いで、私はこのブログを書いています。
真っ暗なトンネルにいるあなたへ。出口は、必ずあります。あの日、出口なんて永遠に来ないと本気で思っていた私でさえ、今はこうして、大きくなった娘と笑い合いながら暮らしています。だから、あなたも大丈夫。どうか、自分の心の声を、いちばん大切にしてあげてください。あなたが、あなたらしく笑える日が来ることを、心から願っています。


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