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書類選考の通過メール。うれしいはずなのに、読んだ瞬間からじわじわ不安が押し寄せてきませんか。「面接で子どものことを聞かれたら、どう答えよう」「服装はこれでいいのかな」「最後の逆質問って、何を聞けば正解なの?」──私も40代・シングルマザーの転職活動中、面接の前日はいつも頭の中がぐるぐるでした。
正直に告白すると、私は面接が大の苦手です。しかも65社以上応募して、面接まで進めたのはたった6社。体感では「12〜13社応募して、面接が1回あるかないか」でした。めったに巡ってこないチャンスだからこそ、1回1回を私なりの準備で固めて臨みました。
今回はその実体験を全部書きます。子どものことを聞かれたときに実際に答えていた内容、頭が真っ白になった大失敗、メルカリと百貨店で整えた勝負服、鉄板の逆質問まで。私と同じように面接がこわい方は、ぜひ一緒に確認してみてください。
私の転職活動の全体像|面接は「めったに来ない本番」だった
まず、私の転職活動の数字を正直にお見せします。
- 年齢:40代・シングルマザー(働きながら転職活動)
- 活動期間:最初のエントリーから内定まで約1年半
- 応募した数:65社以上
- 面接まで進めた数:6社
「65社!?」と思いますよね。私もあとから数えて驚きました。きっかけは、当時の会社の給与体系の変更でした。FPの勉強をしていた私は、基本給が下がると将来のボーナスや退職金のベースまで下がることに気づいてしまい、「自分の未来は自分で選ぼう」と、働きながらの転職活動を始めたのです。
それでも現実は甘くなくて、不採用の通知が続く日々。途中からは「落ちるのは当たり前。縁のある会社に巡り会うまでの旅だ」と気持ちを切り替えて進みました。このあたりの書類選考の戦い方は、別の記事にくわしく書いています。
→ 「40代の転職は厳しい」求人は35歳以下ばかり…それでも諦めなかった私の話
→ シングルマザーの転職がうまくいかない…40代の私が抜け出せた理由【実体験】
つまり私にとって面接は、12〜13社応募してやっと巡ってくるかどうかの貴重な本番。この記事では、その本番のために私がやった準備と、実際に起きたことをお伝えします。
面接前の準備|服装は「清潔感」に投資すると決めた
秘書検定の面接試験で学んだ、いまも心に残っている考え方があります。相手への一番の誠意は、清潔感だということ。
だから服装は思い切って新調しました。とはいえ、スーツは高い……。そこで私はメルカリで、状態のよいスーツを探して購入しました。そして中のブラウスは、「いつかのために」と引き出しにとっておいた商品券を思い出して、百貨店で買いました。
「メルカリと百貨店の組み合わせ!?」と笑われそうですが、抑えるところは賢く抑えて、かけるところにはかける。母子の家計なりの、精いっぱいの勝負服です。ふしぎなもので、納得のいく服を着ると背筋が伸びて、それだけで少し自信が出ました。
面接そのものでは、難しいテクニックより「基本の型」を崩さないことだけを意識しました。
- 自己紹介だけは完璧に:どの会社でも最初に必ずある、第一印象の最大のチャンス
- 明るい表情と姿勢:座っているときも背筋を意識する
- 清潔感のある身だしなみ:髪・爪・靴の先まで
うまく話せなくても、この3つだけは絶対に崩さない。それだけで印象はかなり変わると感じています。この「型」を教えてくれた秘書検定の勉強については、こちらに書いています。
→ 朝30分の独学で秘書検定準1級に合格。簿記が苦手な私が続けられた理由
「お子さんがいますが、残業は?」子どもの質問への私の答え方
シングルマザーの面接で、いちばん緊張するのがこの質問だと思います。私も、子どものことを聞かれた面接がありました。残業はどのくらい対応できるのか、急な休みが必要になったときはどうするのか——といった内容です。ただ、すべての面接で聞かれたわけではありませんでした。しっかり聞いてくる会社もあれば、まったく触れられない会社もある。それが実際のところです。
ここで先に、知っておいてほしいことがあります。厚生労働省の「公正な採用選考」の考え方では、家族に関することは本人の適性・能力と関係のない事項として、応募書類に書かせたり面接でたずねたりしないよう、企業に求められています。つまり本来は、聞かれないはずの質問なのだそうです。
「じゃあ答えなくていいんだ!」と言いたくなりますが、ここは少し冷静に。面接の場で「それは不適切な質問です」と返すのは、現実的にはなかなか難しいですよね。それに会社側も、意地悪で聞いているというより「実際に働き続けられるか心配」なだけ、という場合が多いように感じました。だから私は、「聞かれて当然の質問」として答えを準備しておく作戦にしました。準備さえあれば、この質問は落ち着いて答えられます。
私が実際に答えていた内容が、こちらです。
「娘は放課後、学校内の預かり教室で過ごしているので、通常の勤務時間内は問題なく働けます」
ポイントは、「できません」で終わらせないこと。いま自分にできることを、具体的に伝える。それだけで、相手の心配がやわらぐのを感じました。家庭の事情はそれぞれですから、いま用意できているものを、そのまま話せば大丈夫だと思います。「病児保育に登録しています」「預かりの時間内でしたら確実に勤務できます」——無理に大きく見せる必要はありません。私自身、答えを用意していったから落ち着いていられただけで、特別なことは何も言っていないのです。
ちなみに私の住む地域には、放課後に学校の中で子どもを預かってくれる仕組みがあり、費用は保険代のみでした。国も「放課後子ども教室」という事業を全国で進めていて、無料〜低額で利用できる地域が多いそうです。一般的な学童保育(放課後児童クラブ)とはまた別の仕組みで、名称も内容も自治体によってさまざま。面接の答えを用意するためにも、働き方の選択肢を広げるためにも、お住まいの市区町村の「放課後の預かり」を一度調べてみる価値はあると思います。
もうひとつ。応募する前に「子育て中の方が実際に働いている職場かどうか」をリサーチしておくと、この質問への恐怖心そのものが減ります。私は職場の雰囲気を確認してから応募するようにして、精神的にかなり楽になりました。
「もう終わった」と気が抜けた瞬間に来た質問|私の大失敗
ここからは、私の恥ずかしい失敗談です。
ある会社の面接でのこと。面接官は、なんと5人。ひととおり質疑が終わって、「もう質問はよろしいでしょうか?」の声に、みなさんがうなずきました。私の心の中は「終わった〜」と、ふぅっと気が抜けた状態。
その瞬間でした。「では最後に、ご自身の長所を教えてください」。
頭が、真っ白になりました。長所なんて定番中の定番の質問なのに、気が抜けた直後の不意打ちに、しどろもどろ。正直、自分が何と答えたのか、いまだに覚えていません。……その会社は、不採用でした。
この失敗から学んだことは2つあります。ひとつは、面接は席を立って会社を出るまでが面接だということ。「終わったかも」と思った瞬間こそ、いちばん危ない。もうひとつは、長所・短所・志望動機・転職理由といった定番の質問は、いつ出されてもいいように「ひとことメモ」を作っておくこと。緊張がゆるんだときでも、メモで固めた言葉なら口から出てきます。
逆質問は「入社までに学んでおくとよいことはありますか?」が私の鉄板
面接の最後にほぼ必ず聞かれる、「何か質問はありますか?」。これも毎回悩みますよね。
私の答えは、いつも同じでした。「入社するまでに、何か学んでおいたほうがよいことはありますか?」
この逆質問のいいところは、「入社する前提の前向きな気持ち」と「自分から学ぶ姿勢」が同時に伝わるところだと思っています。無理にひねった質問を用意するより、この一問を丁寧に聞く。それが私には合っていました。
面接後は、会社を出たらすぐメモ|自分だけの面接教科書を作る
面接が終わったら、私は毎回、会社を出てすぐ、覚えているうちにメモ帳に書き出していました。Zoom面接のときも同じで、画面を閉じたらすぐメモです。書いていたのは、この3つ。
- 何を聞かれたか
- 自分がどう答えたか
- うまく答えられなかった質問はどれか
うまく答えられなかった質問こそ、宝です。「次はこう答えよう」と書き足していくうちに、メモ帳は自分だけの面接教科書になっていきました。あの「長所」の大失敗も、しっかり書き残して次に活かしました。面接は落ちても、メモは積み上がる。そう思うと、不採用の通知も少しだけ受け止めやすくなりました。
内定につながった面接で、効いたと思うこと
最終的にご縁のあった会社の面接では、こんな質問がありました。「仕事を進めるにあたって工夫していることや、仕事を円滑に回すために心がけていることはありますか?」
私は、これまで実際にやってきたことを、そのまま話しました。18年の事務の仕事の中で自然と身についた工夫の数々です。とりつくろう必要がなかったので、緊張せずに自分の言葉で話せました。振り返ると、それがいちばん良かったのだと思います。
そしてもうひとつ、私が面接全体で大切にしていた考え方があります。「自分なら、どんな人と一緒に働きたい?」を思い浮かべることです。明るくあいさつする人。正直に話す人。まわりを気づかえる人。──その人物像に自分を重ねて面接にのぞむと、こまかいテクニックより、ずっと印象が変わる気がします。面接官も、同じ職場で働く一人の人。相手もきっと「この人と一緒に働きたいかどうか」を見ています。
ちなみに、面接にたどり着くための書類(職務経歴書)では「数字で語る」ことを意識していました。「経理業務をやっていました」ではなく、「月100件以上の請求書処理」「年次決算補助を4期分担当」のように書くと、読む人の頭に仕事ぶりのイメージが浮かびやすいようです。強みは「業務スキル+資格+人柄」の3点セットで書くと、立体感が出ます。
- 経理・事務18年の実務経験(月次・年次決算補助、請求書処理月100件以上)
- 秘書検定準1級・FP3級の資格(自主的な学び、数字への強さ)
- チームのサポート役として動くのが得意(縁の下の力持ちタイプ)
まとめ|面接前日のチェックリスト
最後に、この記事の内容をチェックリストにまとめます。面接前日の夜、一緒に確認してみてください。
- ✅ 服装の準備はできた?(清潔感がいちばんの誠意)
- ✅ 自己紹介は口に出して練習した?
- ✅ 子どものことを聞かれたときの答えを準備した?(できる範囲+支えてくれる体制)
- ✅ 長所・短所・志望動機・転職理由のひとことメモは作った?
- ✅ 逆質問をひとつ決めた?
- ✅ かばんにメモ帳を入れた?(会社を出たらすぐ振り返り)
- ✅ 「面接は席を立つまで面接」と心に留めた?
65社以上落ちて、めったに来ない面接でも大失敗して、それでも私はいまの職場にたどり着けました。面接は「合格か不合格かを審査される場」ではなく、お互いに「一緒に働けるかな?」を確かめ合う場。そう思えるようになってから、少しだけこわくなくなりました。
使った転職サービスの正直な感想や、働き方に迷ったときの話は、こちらの記事もどうぞ。
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