お部屋探しは「街歩き」が楽しい。地図ではわからない周辺環境の見つけ方【実体験】

暮らしと住まい

私はお散歩もドライブも大好きで、知らない街や初めての場所に行くのが昔からワクワクします。歩いていると「この街、なんだかいい雰囲気だな」と感じることって、ありませんか。うまく言葉にできないのですが、空気感というか、直感で「ここ、好きだな」と思える場所が、私にはいくつもあるんです。

お部屋探しも、私にとっては街歩きの楽しみのひとつ。ネットの間取りや地図を見ているだけでは絶対にわからないことが、自分の足で歩いてみるとたくさん見えてきます。今日は、私が物件のまわりを歩くときに見ているポイントを、実体験でまとめてみました。

まずは「なんかいい街」の直感を大事にする

前から「この場所、なんだかいいな」と思っていた街って、ありませんか。私はあります。たとえば娘の塾のテストの送り迎えで待ち時間ができたとき、その周辺をぶらぶら歩いてみるんです。すると「ここ、こんなふうになってるんだ」「こんなお店があったんだ」と発見がいっぱいで、それだけで楽しい時間になります。

直感って、意外とあなどれません。ただ、直感で「いいな」と思った街を、今度は自分の足で歩いて確かめる。この“直感+実際に歩く”の組み合わせが、後悔しないお部屋探しにつながると感じています。お部屋そのものの選び方はこちらの記事にもまとめています。

地図を立体的に見ると、街歩きがもっと楽しくなる

歩く前の下調べに、私はGoogleマップをよく使います。実はGoogleマップ、航空写真を立体的(3D)にして、坂や地形まで見られるのをご存じですか。パソコンだと、こんな手順です。

  1. Googleマップを開いて、左下の「レイヤ」から航空写真に切り替える
  2. 「地球表示(3D)」をオンにする
  3. キーボードのCtrlキーを押しながら、マウスでドラッグする

すると地図がぐーっと傾いて、街が立体的に見えます。坂や高低差、建物の感じまでイメージできて、本当に楽しいんですよ。気になる街を見つけたら、ぜひ一度試してみてください。

ただ——立体地図でなんとなく地形がわかっても、やっぱり最後は歩いてみないとわからないことだらけ。次は、その「歩かないとわからないこと」のお話です。

坂は、歩いてみて初めてわかる

地図ではまっ平らに見えたのに、実際に歩いたら「あれ、けっこう坂だな」ということがよくあります。歩くぶんには平気でも、「これ、自転車だったらかなりきついな」とか、毎日の買い物や送り迎えを想像すると、リアルにわかってきます。

そういえば、住宅街の坂道で、まわりは黒っぽいアスファルトなのに、そこだけ白っぽくて丸い模様(ドーナツのような形)の道路を見たことはありませんか。あれ、調べてみたら急な坂道のすべり止め舗装なんだそうです。急な坂はすべりやすいので、コンクリートに丸い型でくぼみをつけて、滑り止めにしているとのこと。つまりあの白い丸模様は、「この先、急な坂ですよ」というサインなんですね。街歩きのちょっとした目印になります。

急な坂道のすべり止め舗装(白い丸い模様)
白い丸い模様(ドーナツ型のくぼみ)は、急な坂道のすべり止め舗装。「この先、急な坂ですよ」という目印になります。

緑が多い街は癒される。でも、少しだけ注意点も

私は緑が多い街がとても好きです。以前住んでいたところは大きな公園が近くにあって、家の前も緑道のようになっていて木が生えていて、すごくいい雰囲気でした。

ただ、住んでみて気づいた“緑のとなりにあるもの”も、正直にお伝えしますね。

ひとつは落ち葉。季節によっては、家の前が葉っぱだらけになることがありました。

そしてもうひとつ、私がいちばん大変だったのが虫、しかもカメムシです。風が気持ちよくて窓を開けていると、いつのまにか家の中に入ってくる。調べてみたら、カメムシは2〜3mmほどのすき間があれば入ってこられるそうで、本当に何度も悩まされました。

カメムシはつぶすと嫌なにおいを出すので、私は凍らせて動きを止めるタイプのスプレー(殺虫成分が入っていなくて、においを出させずに駆除できるもの)を使って対処していました。これは知っておいて損はないと思います。

緑の多さはとても魅力的。でも「落ち葉」や「虫」もセットでイメージしておくと、住んでからのギャップが小さくなりますよ。

「におい」も、歩いてみるとわかる

意外と見落としがちなのが、においの問題です。近くに飲食店があると、換気扇の風向きによっては、料理のにおいがけっこう流れてきます。

焼肉屋さん、焼き鳥屋さん、うなぎ屋さんの近く……たまに通るときやお腹が空いているときは、最高のにおいなんです。でも、窓を開けるたびに毎回それが入ってくると思ったら、ちょっと考えてしまいますよね。窓が開けづらくなってしまうこともあります。

こういうのは間取り図では絶対にわかりません。実際に歩いてみると、「この時間帯はにおうな」と、だいたい見えてきます。

生活のしやすさは、お店までの“歩いた感覚”でわかる

スーパー、ドラッグストア、コンビニ、病院。あると助かるお店まで、歩いてどのくらいか。地図上の距離だけでなく、坂や信号も含めた“歩いた感覚”が大事だなと思います。

私は、お店の駐車場が停めやすいか、なんかも見ています。あと地味に大事なのが支払い方法。今はほとんどのお店でクレジットカードやキャッシュレスが使えますが、たまに「現金のみ」のお店もあるんですよね。ふだん使いするお店だと、けっこう影響します。賃貸そのものの基礎知識はこの記事にまとめています。

通学路と防犯は、子ども目線でも歩いてみる

子どもがいる家庭だと、やっぱり通学路は気になります。私は、車道と歩道がきちんと分かれている道のほうが安心できると思っています。歩道がなくて、緑の線(グリーンベルト)だけで区切られている道もありますよね。子どもが小さいうちは特に、ここは大事にしたほうがいいと思います。(大きくなったからといって、不安がゼロになるわけではないんですけどね。)

あとは夜の様子。昼間は感じがよくても、夜になると街灯が少なくて暗かったり、人通りがなかったり。できれば時間帯を変えて、夜にも一度歩いてみると、昼とは違う街の顔が見えてきます。

※防犯や通学路の感じ方は人それぞれなので、あくまで私が歩きながら見ているポイントとして読んでもらえたら嬉しいです。

まとめ:街歩きは、情報収集であり、楽しみ

お部屋探しの街歩きは、後悔しないための情報収集であると同時に、私にとっては純粋に楽しい時間でもあります。

直感で「いいな」と思った街を、自分の足で歩いて確かめる。坂、緑、におい、お店、通学路——歩いてみると、ネットだけではわからないことが本当にたくさん見えてきます。住みはじめてからのトラブルへの備えは入居後トラブルの記事もあわせて読んでみてください。

一人で全部チェックするのは大変に感じるかもしれません。でも、散歩がてら気楽に歩いてみると、不安が少しずつ「これなら大丈夫」に変わっていきます。自分の目で見て選んだ街は、それだけで愛着がわくもの。あなたの街歩きも、どうか楽しい時間になりますように。

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