離婚を決めて家を出たあと、私がまず動いたのが「弁護士さんを探すこと」でした。前の記事(離婚の引っ越し当日)の続きになります。
「弁護士なんて大げさかな」「費用も心配」——そう思って迷う方は多いと思います。
私もそうでした。
でも今振り返ると、弁護士の先生にお願いしたことは、本当によかったと心から思っています。
今回は、その理由と、先生の探し方についてお話しします。
引っ越して1週間、私は調停を申し立てた
家を出てから、1週間も経たないうちに、私は離婚調停を申し立てました。
そのあと、相手からは長いメッセージが何度も届きました。正直、内容はもうあまり覚えていません。ただ、連絡が来るたびに、心が落ち着かなかったことだけは強く覚えています。
メッセージアプリの通知が来るたびに、心が休まる時間がなかなか持てなかったことを覚えています。
そのころ、相手側の家族から私の家族にも連絡が入ったことがありました。当時の私には、直接のやり取りを続けるのが心の負担になっていたんです。
「直接やり取りしなくて済む」ことが、何よりの救いだった
迷いに迷って、私は弁護士の先生にお願いすることを決めました。決め手は2つあります。
1つめは、しっかり話し合って、きちんと決めたかったから。離婚は、その後の人生を左右する大事なことです。感情だけで進めて後悔したくありませんでした。
2つめは——これが私にとっては一番大きかったのですが——弁護士の先生を通せば、相手と直接やり取りをしなくて済むからです。連絡はすべて先生が間に入ってくれる。あの重荷なメッセージを、もう自分で受け取らなくていい。それだけで、心がふっと軽くなりました。
調停の場にも、私本人ではなく、代理人として先生が行って話し合ってくれます。つまり、私は調停に行かなくていい。これが、後でとても大きな意味を持つことになりました。
働きながらの離婚。「行かなくていい」がどれだけ助かったか
当時の私は、派遣で時給の仕事をしていました。その後、派遣から正社員になれたのですが、入ったばかりで有給休暇がありませんでした。だから、平日に休めば、その分は欠勤扱い。お給料がどんどん減っていきました。
調停は平日の昼間に行われます。もし毎回自分で行っていたら、そのたびに仕事を休んで、収入が減っていたはずです。生活がかかっている中で、それは本当に大きな痛手でした。
でも、先生が代わりに行ってくれたおかげで、私は仕事を休まずに済みました。弁護士の先生をつけて本当によかったと、心から思った瞬間です。費用はかかりましたが、その分、働き続けることができた。トータルで考えれば、私にとっては必要な選択でした。
弁護士の探し方——無料相談を回って「この人だ」と思える先生に
では、どうやって先生を見つけたのか。私は、複数の弁護士事務所の「無料相談」に足を運びました。
多くの法律事務所で、初回の相談を無料で受けつけています。私はいくつかの事務所で相談を受けて、先生たちの対応を自分の目で確かめました。
その中で、一番しっかり私の話を聞いてくれた先生に、お願いすることに決めました。こちらの気持ちに寄り添って、何が不安なのかを丁寧にくみ取ってくれる。話していて「この人になら任せられる」と思えたんです。
無料相談では、自分の状況をメモにまとめて持って行きました。何を聞きたいのか、何に困っているのかを先に整理しておくと、限られた時間でもしっかり相談できます。これは実際にやってみて、おすすめしたいことのひとつです。
弁護士の先生にも、いろいろなタイプの方がいます。だからこそ、1か所だけで決めず、何人かに会ってみることをおすすめします。これから長い付き合いになる相手です。「きちんと話を聞いてくれるか」は、本当に大切なポイントでした。
費用のことも、正直にお伝えします
弁護士費用は、決して安い金額ではありませんでした。具体的な金額を書くことはしませんが、お願いするかどうか、最後まで迷ったのも事実です。生活で精一杯の時期でしたから、その出費は大きな決断でした。
でも私にとっては、その金額以上の価値がありました。直接やり取りをしなくて済む安心感。仕事を休まずに済んだこと。そして何より、専門家がそばにいてくれるという心強さ。お金には代えられないものでした。
費用の不安がある方は、相談のときに「だいたいどのくらいかかるか」を遠慮せず聞いてみてください。きちんとした先生なら、見通しを丁寧に説明してくれます。収入が少ない方向けには、「法テラス(日本司法支援センター)」という国が設立した公的な相談窓口もあります。条件に当てはまれば、無料の法律相談や、弁護士費用の立て替え制度を利用できる場合があります。詳しい条件は法テラスの公式サイトで確認できますので、費用が心配な方は一度調べてみてください。一人で抱え込まず、まずは無料相談で聞いてみることから始めてほしいです。
この記事のまとめ
- 引っ越して1週間ほどで、自分から離婚調停を申し立てた
- 相手と直接やり取りすることが心の負担になっていて、弁護士の先生にお願いすることを決めた
- 先生が代理で調停に行ってくれるので、働きながらでも仕事を休まずに済んだ
- 無料相談を複数回って、一番しっかり話を聞いてくれた先生に依頼した
- 費用は安くなかったが、安心感と働き続けられたことを考えれば、必要な選択だった
弁護士をつけるかどうか迷っている方へ。まずは無料相談だけでも受けてみてください。話を聞いてもらうだけで、ひとりで抱えていた不安が、ずいぶん軽くなります。心から笑って、安心して過ごせる毎日への一歩を、焦らず踏み出してほしいと思っています。


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