シングルマザーになると、まず不安になるのが「お金」のこと。でも実は、ひとり親家庭を支えてくれる手当や支援制度が、いくつもあります。
私自身、シングルマザーになった当初、これらの制度に本当に助けられました。今日は、私がお世話になった5つの制度を、一つずつわかりやすくご紹介します。「どんな支援を受けられるの?」と不安な方の、最初の一歩になればうれしいです。
離婚を決めたとき、私がいちばん怖かったのも、お金のことでした。「これから、子どもとふたりで、やっていけるんだろうか」と。でも、頼れる制度を知って、一つずつ手続きしていくうちに、その不安は少しずつ小さくなっていきました。だからこそ、同じ不安を抱える方に、この情報を届けたいと思っています。
はじめに:必ず”お住まいの役所”で確認を
大切なことを、先にお伝えします。これからご紹介する制度は、金額や所得制限、条件が、自治体や年度によって異なります。また、ここでの内容は一般的な情報です。実際に申請するときは、必ずお住まいの市区町村の窓口(ひとり親家庭の相談窓口など)で、最新の情報を確認してください。
① 児童扶養手当(ひとり親への手当)
ひとり親家庭などで、18歳までの子ども(障害がある場合は20歳未満まで)を育てている方に支給される、国の手当です。ひとり親家庭の生活を支える、いちばん基本的な手当といえます。
所得に応じて支給額が決まり、所得制限があります。毎年「現況届」という書類を提出して、受給を続ける手続きがあります(その話は現況届の記事にも書きました)。私も、この手当に支えられていた時期がありました。
申請は、お住まいの役所で行います。離婚届を出したあとは、できるだけ早めに手続きするのがおすすめです。私も、別居・離婚の手続きと並行して、この申請を進めました。手当が決まったときは、「これで少し、安心して暮らせる」と、心からほっとしたのを覚えています。
② ひとり親家庭の医療費助成
ひとり親家庭の、親と子どもの医療費の自己負担分を、自治体が助成してくれる制度です。子どもだけでなく、親(自分)の医療費も対象になるのが、ありがたいところ。
こちらも所得制限があり、助成の内容は自治体によって異なります。子どもが小さいうちは、何かと病院にかかることが多いので、この助成には本当に助けられました。
受給者証を提示すると、病院の窓口での支払いが軽くなる(または、あとから戻ってくる)仕組みが多いです。やり方は自治体ごとに違うので、申請のときに確認しておくと安心です。
③ ひとり親控除(税金が軽くなる)
ひとり親控除は、ひとり親が受けられる、所得税や住民税が軽くなる控除です。手当のように”もらう”ものではありませんが、税金が減ることで、手元に残るお金が増えます。
会社員なら年末調整で、自営業などなら確定申告で申請できます。控除の金額や条件は変わることがあるので、国税庁のサイトや役所で確認してください(くわしくはひとり親控除の記事にも書いています)。意外と見落としがちなので、ぜひ活用してほしい制度です。
私自身、最初は「控除って、なんだか難しそう」と感じて、後回しにしていました。でも、知ってみれば手続きはそれほど大変ではありません。少しの手間でも、一年で見ると大きな差になることがあるので、面倒がらずに申請してほしいです。
④ 就学援助(学校の費用の補助)
経済的に、学校生活の費用が負担になる家庭に、学用品費・給食費・修学旅行費などの一部を、市区町村が援助してくれる制度です。
所得の基準があり、申請は学校や教育委員会を通して行います。学校でお知らせのプリントが配られることも多いので、見逃さないようにしてください。子どもの学びにかかるお金は意外と大きいので、知っておくと心強い制度です。
「うちは対象になるのかな?」と迷っても、まずは学校や教育委員会に相談してみてください。所得の基準は自治体によって幅があり、思っていたより受けられることもあります。
⑤ 保育料の減免
保育園の保育料は、世帯の所得によって決まります。ひとり親世帯には、保育料が軽減される措置がある場合があります。
こちらも、自治体によって内容が異なります。働きながら子どもを育てるシングルマザーにとって、保育料の負担が軽くなるのは、とても大きな支えでした。
保育料は、家計の中でも大きな出費のひとつ。少しでも軽くなると、毎月の暮らしにゆとりが生まれます。入園のときに、自治体の窓口でひとり親であることを伝えて、確認してみてください。
申請のコツ|まずは”ひとり親の窓口”に相談を
これらの制度に共通して言えるのは、「申請しないと、受けられない」ということ。知らないだけで、損をしてしまうこともあります。
いちばんのおすすめは、お住まいの役所の「ひとり親家庭の相談窓口」に、一度まとめて相談することです。自分が受けられる制度を、一気に教えてもらえます。私も、窓口で相談して「こんな支援もあるんだ」と知ったことが、何度もありました。一人で調べるより、ずっと早くて確実です。
窓口に行くときは、「ひとり親に関する支援を、一通り教えてください」と伝えるのがコツです。担当の方が、あなたの状況に合わせて、受けられる制度を案内してくれます。母子・父子自立支援員という、相談に乗ってくれる専門の方がいる自治体もありますよ。
これから不安と向き合う、あなたへ
シングルマザーになりたての頃は、お金の不安で、心がいっぱいになるかもしれません。でも、こうした制度を一つずつ知って、頼れるものに頼っていけば、生活はきっと、少しずつ落ち着いていきます。
制度は、頑張るあなたを支えるためにあるものです。遠慮せず、堂々と活用してください。まずは「知ること」から。それが、不安をやわらげる、最初の一歩になります。あわせて、毎月の支出を見直す固定費の見直しの記事も、よかったらどうぞ。
かつての私も、たくさんの制度に支えられて、ここまで来ました。あの頃、手を差し伸べてくれた仕組みに、今でも感謝しています。今、不安の中にいるあなたも、大丈夫。頼れるものは、しっかり頼って、一歩ずつ進んでいきましょう。


コメント