娘の前歯に隙間があることが、ずっと気になっていました。
「永久歯に生え変わってから考えましょう」と歯医者の先生に言われ、悩みに悩んで決断したのが9歳のとき。シングルママの私にとって、40万円という金額は決して小さくない。
それでも、娘の笑顔のためにやってよかったと思っています。
この記事では、子どもの矯正にかかった費用・相手方への折半交渉・医療費控除の確定申告まで、私の実体験をまとめます。
9歳で矯正を決めた理由
前歯に隙間があることが小さい頃からずっと気になっていて、歯科の先生には「前歯の横の永久歯が上下しっかり生えてきてから考えましょう」と言われていました。
9歳になり、そのタイミングが来た。悩みました。
費用のこと、タイミングのこと、いろんなことを考えて。でも、今やっておく方が娘の将来のためになるという気持ちが勝って、踏み出すことにしました。
矯正の種類と、私たちが選んだ方法
子どもの矯正にはいくつか種類があります。金属のワイヤーを歯に装着するワイヤー矯正、透明なマウスピース型の装置を使う方法、取り外しのできるプレート矯正など、歯科医院によって対応できる方法はさまざまです。
どの方法が合っているかは、歯の状態や年齢、顎の発育具合によって変わるので、最終的には歯科医の先生の判断がいちばん大切です。私たちの場合はワイヤー矯正を選びましたが、「この方法がいい」と私が決めたわけではなく、先生の説明を聞いて納得して進めました。
通院頻度は月1回程度が目安で、その都度ワイヤーの調整や経過確認をしてもらいます。共働きでもひとり親でも、月1回ペースであれば予定を組みやすかったのが正直なところです。
矯正の費用はどのくらい?
子どもの矯正は、大きく分けて第一期(乳歯・混合歯列期)と第二期(永久歯列期)に分かれます。
私たちの場合、第一期の費用はおよそ40万円ほど。第一期でキレイに整えば終了ですが、永久歯に全て生え変わった後の状態によっては第二期に移行し、さらに費用がかかる可能性もあります。
矯正は保険適用外がほとんどのため、まとまった費用がかかるのが現実です。
事前に歯科医院でしっかり説明を聞いておくことをおすすめします。
費用の工面、どうしたか
シングルママとして、40万円(折半後の自己負担は20万円)をどう用意したか。
正直に言うと、一気に払えたわけではありません。矯正を検討し始めた頃から、毎月少しずつ積み立てをしていました。「いつかそのタイミングが来る」と頭の片隅に置きながら、特別費として別に管理していたお金がベースになっています。
足りない分はボーナスを充てて対応しました。「もしボーナスがなかったら?」と考えたこともありますが、その場合はデンタルローン(医療費専用の分割払い)を使うという選択肢もあります。歯科医院によっては院内での分割払いに対応しているところもあるので、費用面で不安な方はあらかじめ相談してみるといいと思います。
「お金がないからできない」ではなく、「どうすればできるか」を考える方が前に進めると、この経験で改めて感じました。
相手方への費用折半の交渉
離婚の際にお世話になった弁護士の先生から、こんなアドバイスをもらっていました。
「子どもにかかる費用は基本的に折半なので、請求した方がいいですよ」
矯正の費用が決まったとき、意を決してメッセージを送りました。余計なやり取りが発生しないよう、費用・内容・支払い方法を一覧表にしてまとめて。
これは法的にも認められていることです。子どもの治療費・教育費などは、養育費とは別に請求できる場合があります。
迷っている方は、一度弁護士や法テラスに相談してみてください。
法テラスとは、正式名称を「日本司法支援センター」といい、費用のことが心配で弁護士に相談しにくいという方向けの、国が設立した法律相談機関です。収入に応じて費用が減額・立替になる制度があり、無料で相談できる窓口もあります。「弁護士費用が高そうで……」と感じている方にこそ、まず問い合わせてみてほしいところです。
矯正中の生活、大変だったこと
矯正を始めてから、日常生活でいくつか気をつけることが増えました。
まず食事について。ワイヤー矯正の場合、硬いものや粘着性のあるもの(ガム、グミ、おせんべいなど)はワイヤーが外れたり痛みが出やすいため、控える必要があります。最初は「え、これも食べられないの?」と驚いていた娘も、だんだん慣れてきて自分から気をつけるようになりました。
歯磨きは正直、かなり大変でした。ワイヤーの隙間に食べかすが詰まりやすく、普通の歯ブラシだけでは磨ききれないため、タフトブラシや歯間ブラシを使って丁寧に磨く必要があります。最初は私も一緒に確認しながら磨いていました。
それでも、娘は「痛い」「やだ」と言いながらも頑張ってくれました。調整直後は歯が動く痛みがあって、ご飯を食べるのが辛そうな日もあったけれど、文句を言いながらも通い続けてくれて。子どもの順応力って、本当にすごいなと思います。
月1回の診察で、みるみる変わっていく
矯正中は月に1回、歯科で調整してもらいます。調整後は歯が動く痛みが出ることもあって、娘が「痛い」と言うたびに、親としてはちょっと胸が痛くなりました。
でも、診察のたびに歯並びが変わっていくのが目に見えてわかるんです。前歯の隙間が少しずつ閉じていく。出っ張りが引っ込んでいく。その変化を一緒に確認するのが、今では月1回の楽しみになっています。
今は前歯の隙間も出っ張りもきれいになり、犬歯が生えてきているところ。この犬歯がどんなふうに整っていくのか、これからも一緒に見守るのが楽しみです。
医療費控除で少しでも取り戻す
矯正治療は医療費控除の対象になります。1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、確定申告をすることで税金の一部が戻ってきます。
私は今年、初めて自分で確定申告をしました。
医療費控除の基本
- 1月1日〜12月31日の1年間に支払った医療費が対象
- 10万円(または所得の5%)を超えた部分が控除対象
- 領収書は必ず保管しておく
- 子どもの分も合算できる
- 確定申告はe-Taxでオンライン申請が便利
矯正費用40万円のうち自己負担が20万円だとしても、医療費控除を使えば数万円単位で戻ってくることがあります。やらないともったいない!
初めてe-Taxで申請してみた
「確定申告って難しそう……」と思っていたのですが、実際にやってみたら思ったより迷いませんでした。
大まかな流れはこんな感じです。
- マイナンバーカードを用意する(スマホのマイナポータルアプリと連携するとスムーズです)
- 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスする(「e-Tax 確定申告」で検索すると出てきます)
- 源泉徴収票を手元に置く(会社員の方は年末に会社からもらえます)
- 医療費の入力をする(領収書を見ながら、受診した病院・支払日・金額を入力。矯正費用もここに入れます)
- 計算結果を確認して送信する
入力画面は質問に答える形式になっているので、専門知識がなくても順を追って進められます。私はスマホで完結させました。
還付金がいつ振り込まれるか気になっていましたが、申請から1〜2ヶ月ほどで指定口座に振り込まれました。数万円が戻ってくるのは、シングルママにとって本当にありがたい話です。
まとめ:子どものためなら動ける
矯正を決めたとき、費用のことで正直何度も迷いました。でも、笑顔に自信を持ってほしいという気持ちは変わらなかった。
シングルママだからこそ、頼れる制度は、しっかり頼る。折半できるものは請求する。確定申告で取り戻せるものは取り戻す。それが子どものためになると思っています。
- 子どもの矯正費用は相手方に折半請求できる場合がある
- 費用の工面は積立+ボーナス活用、デンタルローンも選択肢のひとつ
- 矯正中は食事制限と丁寧な歯磨きが必要
- 矯正は医療費控除の対象→確定申告で取り戻せる
- 領収書は必ず保管
- 迷ったら弁護士・法テラスへ相談(法テラスは費用の心配がある方にこそおすすめ)
同じように迷っているシングルママの参考になれば嬉しいです🌸


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