平日は仕事、帰ってからは家のこと。そこに「中学受験」が加わったら、毎日はいったいどうなるんだろう……。塾に通わせる前の私は、想像するだけで少し不安でした。
私は40代のシングルマザー。小学5年生の娘と一緒に、学力試験だけでなく作文と面接がある国立中学を目指しています。小4の11月に入塾テストに合格し、冬期講習から週1回の塾通いをスタート。今まさに「現在進行形」で、親子一緒に受験準備を進めているところです。
正直に告白すると、いまだに「本当にこの進め方で合っているのかな?」と不安になります。塾のテストの結果を見ては、大丈夫かな……とため息が出る日もあります。
それでも続けるうちに、「これはわが家に合っている」と思える工夫がいくつか見つかりました。そこで今回は、働きながら娘の受験をどう支えているか、スマホアプリを使った印刷ワザから手作りの漢字プリントまで、わが家のリアルなサポート術をお話しします。
私と同じように、仕事と受験サポートの両立に悩んでいる方は、ぜひ一緒に確認してみてください。
なぜ作文・面接のある国立中学?|「言葉にする力」を育てたかった
私自身、「自分の言葉で伝えること」がとても苦手でした。転職活動で何十回と面接を受ける中で、「自分の考えを言葉にする力」の大切さを痛感した経験があります。
だから娘には、小さいころから「言葉にする力」を育てたいという気持ちがありました。作文と面接のある受験は、その力を鍛える絶好の機会。合否に関わらず、この経験は娘の大きな財産になると信じています。
国立を選んだ理由や、週1塾に決めるまでの話は、こちらの記事にくわしく書いています。
→ 中学受験を知らずに育った私が、娘の「国立中高一貫校」受験を決めた理由【実体験】
→ 中学受験の塾はどうしてる?週1塾+家庭学習で進めるわが家の準備【実体験】
仕事の整え方|「今できることを安定して続ける」と決めた
受験期に向けて最初に決めたのは、仕事をこれ以上増やしすぎないことでした。「もっと稼がなきゃ」という気持ちは、正直、常にあります。でも今は、仕事・家事・受験サポートのすべてを100%でやろうとするのをやめました。
受験は長期戦です。今ここで無理をすると、途中で息切れしてしまう。私は9時から17時までの勤務時間は仕事に集中して、家に帰ったら受験サポートに切り替える。「今できていることを安定して続ける」と割り切ったことで、気持ちにも少し余白が生まれた気がします。
塾のある金曜夜のルーティン|ご飯とお風呂が先
娘の塾は金曜の夜、20時まであります。働くママにとって、平日の夜は正直しんどい時間帯。だからこそ、意識してルーティンを作るようにしました。
帰宅したら、まずご飯とお風呂を先に済ませる。これがわが家のルールです。翌日が土曜日であっても、夜ふかしはしない。生活リズムを崩さないことを優先しています。睡眠時間だけは削りたくないからです。
そして、娘が塾で頑張っている間に、私にはひそかにやっていることがあります。それが次の章でお話しする「印刷サポート」です。
わが家の印刷サポート術|テキストは書き込まず「解き直しプリント」に
ここからが、この記事でいちばんお伝えしたかった部分です。地味だけど、毎週コツコツ続けている、わが家の「印刷サポート」を紹介します。
テキストには書き込まない|答えはノートに
わが家では、塾のテキストには直接書き込まず、答えはノートに書くようにしています。テキストを白いまま残しておけば、あとから何度でも解き直せるからです。
「え、それだと管理が大変じゃない?」と思いますよね。私も最初はそう思いました。そこで活躍しているのが、スマホアプリです。
アプリ「宿題スキャナー」で撮って印刷|授業でやらなかったページも逃さない
私が使っているのは、「宿題スキャナー」というスマホアプリです。授業内で扱ったけれど宿題にはならなかったページを、スマホで撮って印刷しています。娘のノートを確認して、授業で解けなかった箇所があれば、そこも忘れずにプリントに。
このアプリはもともと、書き込んだ筆跡を消してスキャンできるのが売りだそうで、中学受験の解き直しに使っている家庭も多いようです。無料でできる範囲と有料の機能があるので、くわしくはアプリでご確認くださいね。
また、塾にはテキストとは別に「確認テスト」という冊子があり、毎回授業の前に小テストがあります。なので、その範囲も同じように印刷して、繰り返し解けるようにしています。
印刷したプリントは学校の自主学習で提出|一石二鳥の運用
ただ、印刷したプリントを全部やろうとすると、正直、量が多い気もしています。そこでわが家では、解いたプリントを小学校の自主学習として提出しています。
塾の復習が、そのまま学校の提出物になる。娘の負担を増やさずに復習の回数だけが増える、わが家的には一石二鳥の運用です。(自主学習の扱いは学校によってちがうと思うので、お子さんの学校のやり方に合わせてくださいね)
漢字が苦手な娘のための手作りプリント|読みの横に「意味」を置く
塾のテキストには、計算ピラミッドと漢字のテキストもあります。娘は漢字に苦手な部分があるので、この漢字テキストだけは、私がひと手間かけてアレンジしています。
作り方はこうです。
- AI(私はGeminiを使っています)に、テキストの漢字をざっと書き出す
- 漢字の横に「ひらがなの読み」と「意味」を並べた一覧表をエクセル形式で作成
- 印刷して、漢字の部分を隠す
- 娘は、ひらがなと意味を見ながら、漢字を別のノートに書く
ポイントは、「読み」だけでなく「意味」も横に置くこと。ひらがなだけを見ても、同じ読みの言葉はいくつもあります。意味がそばにあることで、娘も「あの漢字だ」と連想しやすいのでは……と考えて、あみだした方法です。
手間はかかります。でも、「苦手」に合わせて教材の形を変えてあげられるのは、家庭学習ならでは。市販のドリルが合わないと感じたら、こんなやり方もありますよ、というひとつの例として参考になればうれしいです。
宿題のリズムはまだ模索中|わが家はいま野球ブーム
ここまで書くと順調そうに見えるかもしれませんが、正直に言うと、宿題のリズムはまだ模索中です。目標は「土日のどちらかで終わらせる」なのですが、なかなか計画どおりには進みません。
というのも、娘はいま野球に夢中なんです。平日はナイター中継、土日はデイゲーム。「今日も試合あるの!?」という毎日で、勉強時間の確保はなかなかの難題です(笑)
でも、それだけ夢中になれるものがあるのは、もしかしたら今だけかもしれない。そう思って、私も一緒に野球を楽しんでいます。そのかわり、「やることやってから、野球見よう!」の声かけだけは忘れないようにしています。
隣に座ると、やる気が変わる
もうひとつ、最近あらためて実感していることがあります。それは、一緒に隣に座ってやると、娘のやる気が全然ちがうということ。
一人で黙々と進められる日もあります。でも、やっぱりまだ5年生。うちの娘は「一緒にやる!」「見てみて〜」が好きな子なので、私が隣にいるだけで進み方が変わります。
子どもによって、一人のほうが集中できる子もいれば、誰かがそばにいるほうが頑張れる子もいると思います。どちらが正解ということではなく、本人の特性に合わせてサポートの形を変えるのが一番だと、日々実感しています。
私が隣で自分の勉強をしながら付き合う「ながら伴走」については、こちらの記事に書きました。
→ 親が勉強する姿は子どもに効く?娘と一緒に机に向かった話【実体験】
娘の変化|通知表と代表委員への挑戦
受験を意識し始めてから、娘自身にも変化が出てきました。通知表を意識するようになり、取り組み方が明らかに変わってきたのです。自分から進んで動こうとする姿も増えました。
そのひとつが、代表委員への立候補です。クラスの代表として学校をまとめる役割に、自分から手を挙げました。前期は最終選考まで残ったものの、惜しくも届かず。
でも、その挑戦の中で「代表委員になったら何をしたいか」を、娘は自分の言葉で一生懸命考えていました。その姿を見て、私は心の中でそっとガッツポーズ。そして本人はもう、「次は何回演説になっても話せるようにする!」と、次の機会に目を向けています。たのもしい……!
結果よりも、自分の考えを言葉にしようとする力が育っていること。それが、作文と面接のある受験を選んだ私にとって、何よりうれしい変化です。
娘の自主性とのつき合い方は、こちらの記事でもお話ししています。
→ 中学受験、親はどこまで関わる?「やりなさい」と言わず自主性を育てる【実体験】
まとめ|完璧じゃなくていい、続けることが大事
働きながら受験期を支えることは、決して楽ではありません。でも、「完璧にやろう」と思わなくなってから、少し楽になりました。最後に、わが家のサポート術をまとめておきます。
- 仕事は増やしすぎない。「今できることを安定して続ける」
- 塾の日も、ご飯とお風呂が先。生活リズムと睡眠は守る
- テキストには書き込まず、答えはノートに(何度でも解き直せる)
- 宿題にならなかったページと確認テストの範囲は、アプリで撮って印刷
- 解いたプリントは学校の自主学習で提出(一石二鳥)
- 苦手な漢字は「読み+意味つき」の手作りプリントに
- 「やることやってから、楽しもう!」の声かけ
- 隣に座る。本人の特性に合わせてサポートの形を変える
塾のテストの結果を見て、「本当にこの進め方で大丈夫かな」と不安になる日は、今もあります。それでも、少しずつ勉強の習慣がついてきているのはたしか。だから焦らず、娘のペースに合わせてサポートを続けていこうと思っています。
同じように受験期を迎えているシングルママさんへ。完璧じゃなくていいんです。今日できることを、今日積み重ねていきましょう。私は応援していますよ!


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